♥小七(シャオチ)ちゃんとの別れは、ある日突然に・・・

まあるいお顔に、まあるいお目々の可愛い小七ちゃん。

 

小七(シャオチ)ちゃんは、以前作らせていただいた

ウサギの「きなこしゃん」のママからのご依頼で、

お友達へのプレゼントとして

作らせていただきました。

 

きなこしゃんママのお話によると、ある日の昼頃、

そのお友達がペットモニターを見ていて、

小七ちゃんの後脚が突然動かなくなる姿を見つけたのだそうです。

 

自分の体の異変に戸惑う小七ちゃんの姿、

それにも関わらずキャットタワーに乗ろうと飛び乗り、

落ちてしまった姿・・・それをモニターで見てしまったのです。

「その時の飼い主の気持ちを思うと・・・

すごくショックて動揺したと思います」と

自分のことのように飼い主さんの気持ちを思い遣るきなこしゃんママ。

 

すぐに病院に行くと、心臓の病気で助かる見込みがないと言われたそうです。

それでも飼い主さんは「Twitterを通して教えていただいた病院に行こう!

少しでも痛みを和らげることができれば」と心を決めます。

 

するとその気持ちに応えるかのように、

小七ちゃんは動かない後脚を引きずりながら自分で移動し、

ずっと飲まなかったお水を自ら飲んでくれたのです。

飼い主さんは「お水飲んでくれたね!よかったね!

少しでも希望が持てるね!」と喜びました。

ところがその喜びも束の間、そのあといつもいる場所に移動した小七ちゃんは、

そのまま息を引き取ったのでした。

病気とわかってからたった二日のことでした。

「私と同じで、心の準備もないままの突然のお別れ。

飼い主さんはただただ泣くしかできず、数日間泣き通しました」

実はきなこしゃんママも、きなこしゃんとはあまりにも突然のお別れ。

飼い主さんの辛さが誰よりもよくわかったのです。

それで、飼い主さんには内緒で小七ちゃんの羊毛フェルトを

オーダーしてくださったのでした。

羊毛フェルトの小七ちゃんが届いた後、

こんなお写真を送ってくださいました。

「今夜から一緒のお布団で寝る」

と言ってくださっているそうです。

人見知りで、飼い主さん以外には抱っこさせてくれなかった小七ちゃん。

これからは、ずっとずっと一緒にいられます。

たった一人心を許した、大好きな飼い主さんのそばに・・・